安価に出回っている YMF724 サウンドカード。安価なカードでも一部の製品には
SPDIF 出力端子を持つものがありますが、多くの製品では省略されています。
しかし YMF724 チップ自体は 48kHz 固定でデジタル出力機能を持っているので
信号を外部まで引き出せればよいだろう、と考えました。
今回はできるだけ手っ取り早く安価に、というコンセプトのもと、コアキシャル
出力のみとしています。(光ケーブルなんて持ってないし.. > オレ^^;)
■今回用意したもの
アンプ マランツ PM-17
スピーカ アコースティックラボ Bolero
D/Aコンバータ ミュージカルフィデリティ X-DAC
サウンドカード 台湾メーカ製(^^; 型番不明(\2,500程度のもの)
工具類 半田こて(先端が細いもの)
半田(細いもの)
配線材
RCAピンジャック
まずは YMF724 のデータシートを見てみましょう。123 番ピンからデジタル出力
が出ているのがわかります。で、この出力を適当な配線材を使って RCA ピン
ジャックにつなぎます。
123 番ピンから適当なパターンが走っているカードだと半田付けは容易ですが、
全くパターンが出ていないカードの場合は YMF724 の足を1本浮かせて半田づけ
する必要があるかも知れません。AWG #30 あたりのラッピングワイヤを足に引っ
かけて、半田こてで加熱すると浮かせやすいかな?
参考写真を以下に。

サウンドカードをパソコンに実装したら、SPDIF 出力の設定を行います。
『コントロールパネル』→『ヤマハ DS-XG 設定』を開いて『デジタル出力』
タグから『ON』を選択します。
サウンドカードから正常にデジタル信号が出力されると D/A コンバータの表示
はこの様になります。MD や Digital-IN 付き CD プレーヤ等も DAC として使
用できます。
音楽ファイルを再生させる前に、パソコン側でのボリューム調整(『ボリューム
コントロール』と『Waveアウト』、WinAmp 等の再生ソフトでのボリューム)は
常に MAX にしておき、実際の音量調整はアンプで行いましょう。
音質的に有利です。
(一部で音割れ問題があるらしいですが、私の環境では問題なしなので対策していません)